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2019年1月11日 (金)

☆ 【テキスト】 夏井いつき 『夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業』

 
 
夏井 いつき単行本(ソフトカバー): 192ページ出版社: PHP研究所 (2018/7/20)
 
 
 
『プレバト!!』でおなじみ、俳句の夏井いつき先生。俳句甲子園の発起でも知られています。俳句集団「いつき組」組長を名乗り、自らの創作活動のほか句会ライブの実施や「俳句のタネまき」活動にも取り組まれています。本書はその一環として、俳句未経験のPHP研究所の編集者Kさんを相手に、 月刊誌『PHP』の連載「夏井いつきの今日から俳句を始めよう!」(2017年8月号~2018年7月号) で行った対話形式の指導をもとに加筆修正したもの。初心者の踏むべき段階ごとに章立てされており、そのなかで3・4つほどのポイントを挙げていき、たいへんわかりやすい。初心者の段階では難しいことはさらりと触れる程度。相対する編集者Kさんはセンスの無さを自認する真面目な会社人。その姿勢が、ロジカルな先生の指導とマッチしており、また「初心者にありがちな失敗」も「会社人ならではの発想」も見せてくれる。企画・人選もよかったのではないか。
 
 
 
1時間目 自分の俳号を考えよう
 
 俳句の効用と、俳人の三種の神器「紙」「ペン」「俳号」について。
 
 
2時間目 俳句には二つの技がある
 
 「チューリップ」を例に俳句での「音数」の数え方。俳句の表記方法。
 
 そしてこの章のメインは「一物仕立て(いちぶつしたて)」と「取り合わせ」の二つの技法について。初心者は季語のみの描写をする「一物仕立て」をしてしまいがちだが、練達にも難しい技法なので、組み合わせで作りやすい「取り合わせ」がよい。
 
 
3時間目 「尻から俳句」で俳句デビュー
 
 読んで時のごとく、尻にあたる下五を先に決めてから、下五の様を描写する中七→五音季語の上五を当てはめていく。身の回りにあるものから五音のものを探していこう。
 
 
4時間目 「十二音日記」
 
 「尻から俳句」の、季語を除く中七下五の十二音で日記を書く。これが「俳句のタネ」となる。ストックした俳句のタネと季語の組み合わせを決めるチャートやドリルなど、徐々に実践的に。
 
 
 
5時間目 完成した句をチェックしてみよう
 
 できあがった俳句の中で、季語の「本意(ほい)」(季語が含有するイメージ)とタネの言葉の意味が重複していないか、季語以外でも同じ意味の言葉で重複していないか(例では「夫婦揃って」)、季重なりがないかなどのチェック。チェック方法の例示も。
 
 
 
6時間目 「切れ字」を使ってみよう
 
 「古池や蛙飛びこむ水の音」を例に切れ字の効用について。「や」以外の切れ字や、四音季語と切れ字の組み合わせの基本形など。
 
 
 
7時間目 季語を観察してみよう
 
 「一物仕立て」に進むための季語の観察について。一物仕立てでは凡庸な比喩を避けるため五感+第六感(連想)お書き出すワークシート。授業では「蟋蟀」(こおろぎ)をお題にワークシートに挑むKさんが驚くべき行動力を見せる。
 
 
 
8時間目 「一物仕立て」を仕分けしよう
 
 蟋蟀の観察をもとにKさんが作った俳句を題材として、一物仕立ての俳句の分類のトレーニング。
 
 
 
最後の授業 句会に出てみよう
 
 俳句上達のヒントと、発表の場について。
 
 
「巻末付録」 五音の季語集
 
「おわりに」 本書の総括と、今後の「俳句のタネまき」の展望など
 
 
 
ちなみに私がこの本を読んで最初にできたのが「除夜の鐘左手ずしりエロマンガ」でした。机にエロマンガがあるのが悪い。
 
 

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