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2017年9月29日 (金)

「こっちはどうなんだ」論法はどうしようもないクソであるという話

こういう論法クソ反吐が出るほど嫌いなんですけど、保毛尾田保毛男について批判している人が「鬼瓦権三についても同感だ。志をともにするので一緒に両方批判しよう」と言い出した場合、この手の「こっちはどうなんだ」馬鹿が批判に加わるかつったら皆無に近いレベルで加わらないと考えるのが妥当でしょ。

 

あとこういう馬鹿もいるんですけど、身体的特徴や能力や境遇を侮蔑するタイプの笑いも批判を受ければいいと思いますよ。なんで馬鹿は一つのものを擁護するのに他のものまで巻き込んで批判を受けようとするのかわかりませんけど。

 

十年一日でハゲやデブをネタにしなきゃやっていけない芸人とか容赦なく淘汰されればいいと思いますよ。身体的特徴を笑い者にするのなんか素人でもやるので。

 

「ならまず先に(中略)野獣先輩を救ってあげて」とか思ってもないことを言わなくていいんですよ。野獣先輩を救いたかったらお前がやって、既存の運動体に協力を求めればいいんですよ。

 

よくいますよね。差別への抗議や批判をする方に対して「それを差別だと捉えるお前らが差別的なのだ」とかいうトンチキ抜かすやつ。まず最初に、性的志向や身体的特徴を笑い者にする奴がいなかったら無用に傷つく人も差別も発生しないのでな。そこから教えないとダメですかね。

 

この一ツイートでだいたい網羅しますね

 

なんかよその記事でまた保毛尾田保毛男がトレンドに入ったみたいです。(2017/09/29 17時頃追記)

保毛尾田保毛男を放送するフジテレビの無神経、広がる視聴者の嫌悪感(秋元祥治) - Y!ニュース

平気な人は平気でよかろうと思いますよ。平気ではない人が声を上げているので。で、その声が「声高」だとなんか問題ありますかね。静かに述べたら皆耳を傾けるとでもいうのでしょうか。不愉快なら抗議した各団体に抗議したらいいと思いますよ。

リンク先を見ても非常に抑制のきいた、でも力強い抗議の意思が見えますけどね。

『斎藤緑雨 刀を鳥に加えて、鳥の血に悲しめども、魚に加えて魚の血に悲しまず、声あるものは幸福也。』

 

ある種の表現が批判や抗議を受けたとき、こんなふうに「表現が残らなくなるぞ」みたいなのを軽々に抜かすやつが少なからずいるんですけど、別に差別を肯定的に描かなきゃ面白い作品ができなくなるわけではないので、がんばって反差別的なエンターテインメント作ればいいと思いますよ。それに、差別をどんどん削いでいって歌と踊りが残って面白い映画が作れるんだったらそれで充分のようにも思いますね。差別しなくてもエンターテインメントが作れるんですから。

 

なんで保毛尾田保毛男に抗議した層とレイザーラモンHGが流行った時にみんなと一緒になってて「フォーーー!」とか叫んでた層が一緒だと思ってるのかはしりませんけど、どういう理路でこうなったんですかね。

 

フジテレビ社内にもこれはどうなんだろうと感じる方はいらっしゃるのが一安心なんですが、賛同する意見に混じってちょこちょこ「批判を受け止めるな」みたいなのがいて暗澹としますね。

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