米なし寿司は刺身と同じであるかという話
米なし寿司かぁ。なんと斬新なっ!
オレ魚屋だから知ってるンだが、実はそれ刺身っていうんだよ。 https://t.co/2hx1KUbp2a— 生田よしかつ (@ikutayoshikatsu) 2017年8月30日
以前糖質制限でシャリを残すという話題で嘲笑するのが盛り上がったときもそうなんですが、残す人には残す人なりの理由があって、もしかしたらそれは「刺盛りを頼めばいい」では代替できないのかもしれないわけです。別に嘲笑するようなもんでもないんですよ。
で、シャリ残しによって「刺盛りを頼む」ではなく「糖質制限でも食べられる寿司」のニーズが明らかになったから大根で食感も似せた代替寿司ができたわけなんですが、別に従来の寿司を愛好する人にコレを食えつってるわけじゃないんですよ。糖質制限の人がシャリを残さずに「寿司」を食べられるようにするためのものなんですよ。だから刺身では意味がないし、ターゲットじゃない層が「刺身じゃん」って嘲笑遊びする必要もないんですね。
刺身とツマですね。(°▽°)
— 滋賀県民 (@spring_0310) 2017年8月30日
お前んとこの刺身のツマは米に寄せた食感で味がついてんの?そんな刺身とツマ見たことないんだけど。
それから寿司は必ず酢飯じゃないと駄目なんてことはないんですよ。あずま寿司みたいにおから使うのだってあるわけですから。大根使った新しい寿司もバリエーションとして面白そうな気はしますね、私は。
それにしても店の側がいろいろ工夫してんのに、それを必要としてない層の客が文句垂れて食文化の可能性を狭めるの馬鹿馬鹿しいですね。それはお前向けではないというのを理解してほしい。ああいう文句垂れる層、多分早ずしができたくらいの時代だったら「米が熟れてできた酸味の代わりに酢を使うなんて駄目」とか言ってそう(偏見)
これは日本人を装った記者が書いた記事ですねw
生粋の日本人は
これは米なし寿司とは言わないで刺身っていうのですよ。
シャリの代わりに大根ってw
これは刺身のツマってもんで昔から付いてますよ。https://t.co/tX4CSmbPsU @Sankei_newsさんから— Casper k Ookubo (@Kunio920box) 2017年8月30日
「刺身とツマ」と「寿司のシャリを大根に置き換えた」を理解できないならまだしも、それを日本人判定に使うとかちょっと常軌を逸してますね。日本すごい(悪い意味で)
くら寿司の糖質制限メニューに対して、刺身食えばいいじゃんとかの意見があるんだなぁ。確かにそうなんだけど、私みたいに糖尿病ではないけど制限しなきゃいけない人とか糖尿病の人は、家族に一人で行けよと言わなくていいから嬉しいんだよなぁ。たまには旦那の好む同じお店で食べたいもんだし。
— のり (@komokomonori) 2017年8月29日
こうなんですよね。馬鹿は食事の構成要素しか見てないから「食事の場」に想像が向かわないんです。馬鹿がいくら「刺身だ刺身だ」言ったところで、ニーズがなくなるわけでもないし、ニーズに答えようとする企業努力がなくなるわけでもない。
追記
ラーメンにも同じようなムーブメントが
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