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2011年5月 3日 (火)

☆ 【成年コミック】 新堂エル 『TSF物語』

先日応募した企業からお返事が。はたして脱無職となりますかどうか

 

 

TSF物語 (MUJIN COMICS) TSF物語 (MUJIN COMICS)
新堂 エル

ティーアイネット  2011-04-08
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新堂エル先生二冊目の単行本。今年はエロゲの原画もされててお仕事の幅が広がってきています。

 

前作は露出プレイ、今作は性転換ものということで相変わらず倒錯感強めの作風。タイトルのTSFは「タクミが 性転換して ファックされまくる」の略と、なんともド直球。

「STF物語<第1話>」はシリーズの導入。どこにでもいる普通の男子学生武蔵野タクミは癌が体中に転移。生き延びるために行った治療で性転換することとなってしまいます。快癒後、親友の遼や、前年までのクラスメイトで学園のアイドル的存在の曽我原杏里などと、今までとは少しずつ変わっていく関係を構築していくタクミ。また一方で、元男だったことから「気軽に接することができる女の子」として「中身は男」を言い訳に性的なスキンシップを取ろうとするその他大勢のクラスメイトの行為は徐々にエスカレート。ついには屋外での愛撫(といっても愛はない)やフェラに及びます。そんなタクミに苛立つ遼はその場からタクミを助け出すものの、ついにはタクミを犯してしまいます。犯されながらも女としての悦びに目覚めていくタクミと、本来なら気持ちいいであろう行為で親友を失ったことを確信する遼の対比がなんとも物悲しい描き方となっています。

「エロは文学!」は、前作『晒し愛』の外伝。映画好きすぎて孤立していた女の子・三谷杏奈がついに安住の地の映画研究部と出会いますが、その活動はエロ映像の撮影で、部室の一部はオナニー部屋という体たらく。拒否感を示しつつも次第にエロへと惹かれていく杏奈さん、女人禁制のオナニー部屋に入り込んだところを見つかりそうになり思わず机の下に。そのまま先輩が席でおっぱじめたせいで顔射され、ついにエロに目覚めてしまいます。言葉にできないほどの快感に飲み込まれる体と、自らの状態を撮影者目線で冷静に解説するモノローグの乖離がエロさを引き立てています。

「STF物語<第2話>」は、初めてのセックスからどんどん女の子化が進行するタクミ。生理も始まり、女の子としての悩みを相談する曽我原さんとの距離も縮まってきています。そんな二人の登校中、電車内で痴漢発生。曽我原さんをかばって盾になったタクミは痴漢にいじられて出来上がり、ちんこ入れられてよがりまくり。見知らぬおっさんが相手でも感じてしまう自分に戸惑いつつも、変態性を開花させていきます。一方、そんなタクミを見た曽我原さんは何らかの決意を……

「STF物語<Takumi & Ryo>」は描き下ろし。第2話の直後で体育の授業中。痴漢によってスイッチの入ったタクミは、我慢できなくなり遼に助けを求めます。ちんこが好きなのか遼が好きなのかも分からないほどの快感に溺れていく様が今後を暗示しているような感じ。

「STF物語<第3話>」は、検診で全身が性感帯になっていることが判明。折悪く菅原さんは入院中で、女の子として頼れる人がいない状態。引き続き悪ノリ男子生徒に囲まれたタクミは男子トイレの小用便器でおしっこさせられ、なしくずし的にセックスまで。まさに便器状態といったところ。心と体の不一致による混乱が淫乱化を加速させます。校外では痴漢のおっさんとねんごろに。ラブホテルになだれ込んで一応いちゃラブなセックスですが、それは愛なんだろうかと。さらにはおっさんの提案で温泉宿での裸踊り&乱交、校内では乱交&撮影と、完全に性欲と愛を混同して堕ちていきます。

「一人ナベ×二人ナベ」は、STF物語とは関係ないお話。一人ナベしてたら腹をすかせたボクっ娘を拾う羽目に。なんだかワケありな感じのボクっ娘に「据え膳食わぬは男の恥」とばかりに手を出そうとしたら、逆にOKもらっちゃうスムーズな展開に。後にその「ワケ」がズシリとくる原因によるものと判明しますが、性欲と好意の区別がつかずに戸惑っていたボクっ娘が自分を受けとめてくれる人を見つけるハッピーエンドとなっています。

「STF物語<最終話>」は、冒頭部カラー。前話のラストで妊娠が判明したタクミは独りで子供を育てる決意をし、腹ボテを売りに売春をはじめます。ところが金のために仕方なく……と自分をごまかしながらするセックスの快感から離れられないという堕ちっぷり。代金を回収できないダメダメな立ち回りをしてしまった後に呼ばれたのは高級ホテル。そこにはタクミと同様の性転換処置をしてふたなりになった曽我原さん。女の子になって以降どんどん男に惹かれていくタクミに、女の子になったタクミを好きになった曽我原さんがようやく追いついた形。ここでも性欲と好意の区別がつかないわけですけども、タクミの心身のバランスを将来にわたって保てる人物はおそらく似たような心身を持つ曽我原さんしかいないんでしょうね。紆余曲折を経ての一応ハッピーエンド。そういえば曽我原さんはタクミが女の子になってから好きになってましたけど、遼はいつからだったんでしょうかね。なんとなく女の子化以前からのような気がしますけども。

「STF物語<Forever>」は、書き下ろしの後日談。結婚後タクミと曽我原さんのいちゃラブな生活を描いています。元男の子が授乳しながらふたなりっ娘と裸エプロンでしちゃうという、すごい組み合わせの3P(一人はおっぱい吸ってるだけですけども)。

巻末には既刊『晒し愛』の宣伝。カバーは美麗イラストでディフォルメも含めて全ヒロイン登場。折り返しや口絵にもカラーイラストあり。表紙帯をめくるとムフフ……な仕掛けやカバー下おまけマンガなどがあって内容充実。

 

中の絵は表紙と近い感じで表紙買いアリ。スレンダーでおっぱいばいんばいんな女の子たちが登場。作風は前作『晒し愛』と同じく、かなりハード。ただ、前作は変態色は強くとも基本いちゃラブだったのに対して、今作は好意と快感の区別がつかないセックスが徹頭徹尾描かれています。これによって、本来ならダークな陵辱ものになるはずの展開が回避されているとも、純愛に進めるはずの展開が阻害されてるともとれます。登場人物でいうと遼が一人で不幸を背負っているような形になっているのが少し気の毒。

前作と直接的に関係あるのは『晒し愛』の外伝である「エロは文学!」くらいで、話的には読んでなくても支障はありませんが、チョイ役で出てきてたり「STF物語<第1話>」でチラッと触れられてたりするので読んでたほうがニヤリとできるかと思います。

 

既刊の感想

 成年コミック】 新堂エル 『晒し愛』: カワタカ技研ココログ工場

 

新堂エル先生が原画を担当したエロゲ


虜囚市場~罠に嵌められたエルフの女将校~

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