ミニスカについて本気出して考えてみた
先日書いた、産経の記事の件でトラックバックが。トラックバック返すために色々書いてたらミニスカあんまり関係なくなってきて、自分の文章力のなさにあきれるばかり。読んで不愉快に思う人がいるかもしれないのでお気をつけください。
性犯罪を容認する発言を許す産経新聞へ抗議しました (「あなたは悪くない」別館)
見覚えのあるブログだなと思ってたら、レイプレイ騒動のときに「レイプをゲームで楽しむ異常性」を書いてたとこだったな、と。
【ご注意!! 被害者の方は読まないでください 】日本製性暴力ゲームについて(「あなたは悪くない」)
非合法なことを表現すること自体は、非道徳ではありますが非合法ではありません。変態・不謹慎・気持ち悪いなどは甘んじて受けますが、犯罪者予備軍・表現が存在すること自体が悪などという、規制の元になる意見には到底賛同できません。
エログロナンセンスの規制までは、いわゆる「良識的な人」は賛成すると思います。でも、その先は?宗教や何らかの政治思想が「犯罪者予備軍」「存在自体が悪」と規制されないとでも?断っておきますが、エログロナンセンスが規制された後であれば、僕は宗教規制に関しては諸手を挙げて賛成ですからね。特にキリスト教なんかは性犯罪の巣窟ですし。自分の思想信条が誰かに悪だといわれないと信じ込んでいるとしたらよっぽど幸せなのだろうなと思います。
エロゲ規制反対の際に表現の自由を持ち出すと、「自由にも限度がある。エロゲは自由に値しない」という意見を聞きますが、表現の自由は誰もが賛同する意見のためではなく、誰もが眉をひそめる意見のためにあるべきです。守った上で、意見の妥当性を批判するのが良識ってもんです。
(ミニスカにあてはめてもそれなりに意味が通じるように書いたつもりですがどんなもんでしょうかね。)
…と、いうのがエロ表現に関しての当ブログの意見。実際の被害に合った方には不愉快でしょうが、実際の被害者に配慮して表現をやめろというのは暴論です。無論、見たくない人に見せない努力が必要なのは言うまでもありませんが。
それと、勘違いしてほしくないのが、陵辱エロゲの存在を容認しているからといって現実のレイプを容認しているわけではないこと。自公による児童ポルノ規制法改正も反対していますが、児童ポルノを容認しているわけではありません。変態だとしても、紳士でありたいと思う次第。
正直、日常的に「エロゲ買ったよヒャッホウ!!」とか「○○ハァハァ」とか書いてるような当ブログにこんなまじめなトラックバックをしてもらっても何だか悪いなぁ、という気もします。表面的な事象を切り取って、規制なり廃止なりを論じても効果がないというのは全く同意なんですけどね。ただ、エロゲについての考え方は全く正反対なので、こちらからのトラックバックは拒否されるかもしれません。
コメント欄にご自身でも書いているように
manysided |
そう、仮に陵辱エロゲ廃止にしたところで、犯罪はなくなりません。
曽野綾子氏が例えに出したイスラム諸国には陵辱エロゲもなく、女性もほとんど肌を出さない格好をしていますが、それでもレイプはなくなりません。むしろ、フィリピンでの例もあったように、エロゲとエロマンガを今より普及するほうが(ただし見たくない人には絶対見せないのが前提で)、女性を性的被害から守れるのではないかと思います。
追記
リンク先からブックマークもついているので一応読んでいただいているようではある。
ブックマークのコメントにある
の背景にあるもの。それは男の性欲を当然とする甘い社会。そして歪んだ「男らしさ」をすりこまれる教育。性暴力を性行為とし暴力とみなさないメディアによる影響。意識が表現物をつくり表現物が意識を作るループ。 |
ですが、「意識が表現物を作り、表現物が意識を作る」ということであれば、焚書でもされたらいいのですよ。僕は儒家ではありませんが、坑に埋めたいならどうぞ。フィクションによる性欲(人によっては嗜虐的欲求)の発散すら認められない社会も、充分『ゆがんだ「男らしさ」をすりこまれ』た世界でしょうから。本当に恐ろしいのはフィクションではなく、行動を起こす人と、それを容認する人です。
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