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2009年12月 5日 (土)

二六六九年の歴史の厚みはどれだけあるか

日本の歴史をやたら貶める「サヨク」は嫌い、日本の歴史をやたら美化する「ウヨク」はもっと嫌い。好きなものはエロゲとエロマンガです、という当ブログに素敵なトラックバックが。

ガラス瓶に手紙を入れて

昔の日本は親殺し、子殺しがなくて平和だったなどという言説に対しては、戦前戦中は日本の暗黒時代とする史観と同様に賛同できません。口減らし・身売り・尊属の絶対視などの風習を考えなければ昔の日本は美しい国でしょうね。尊属殺が通常の殺人より重罪と規定されていたのは、親殺しがあるからです。探してもないのは、当時の資料が少ないか、それが事件だと認識されていないからだと思われます。実際の件数より「一件あたりが報道される回数」のほうが体感治安を悪化させるのは内閣府の調査でも結果が出ていますし。そういえば、大正12年当時、震災に乗じて民間人が外国人を虐殺した国があるそうですよ。平成7年当時、震災に乗じて民間人が外国人を虐殺した国はなかったようですが。

内閣府による「子どもの防犯に関する特別世論調査」の概要pdfファイル

不安になる理由(複数回答)の第一位は『テレビや新聞で,子どもが巻き込まれる事件がよく取り上げられるから』 85.9%

戦前戦中を生きてこられた先人も、体感治安悪化報道に見事欺かれていらっしゃるようです。新聞が事実を書かないのは昔から一貫しているからでしょうか。

日本軍がやってない(という意見もある)虐殺事件に対しては大きく声を上げる方々が、現代日本人がやっていない(と統計上でも確認できる)殺人事件の増加には声を上げないのが不思議でなりません。祖父の世代が誹謗中傷を受けるのは心が痛みますが、それと同様に自分たちの世代が誹謗中傷を受けるのも心が痛みます。悪化していない治安が悪化してるなんて言いがかりは法治国家の恥ではないかと。

それと、いくら昔の教育・風土がよかろうと戦争に負けたのですから負けた当時のままのものを復活させても意味はないでしょう。勝ちすぎて技術革新が疎かになるのと、ピンチになればなるほど精神論に傾倒しがちなのと、大事なことをその場の空気に流されて決めてしまうのは日本の悪癖です。

保守的な日本がそんなにいいなら、創作上のエロ表現への規制には反対していただきたいですね。日本の神話がエロとグロなのは当然ご存じでしょうから。夜這いも乱交祭りも公娼も日本の伝統文化なのになくなってしまいました。これ以上日本の伝統をなくさないためにもお願いいたします。禁欲主義なんぞはせいぜい明治以降の「新しい伝統」ですし、多分にキリスト教の影響もありますから排斥した方がいいと思います。残念ながら、今の保守派の方々は都合のいいことにしか伝統を持ち出されないのですが。

 

祖父母と近いお年の先人に無礼なことを述べたかもしれません。しかしながら、現代日本がダメなところばかりではないし、日本の伝統というものは「○○道」だけで語るような薄っぺらいものでもないと信じてこれを書きました。

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