偶像崇拝主義者の溜息
先日合コンに行ってきました。
案の定血液型の話が。
でも、大人なので口を出さず黙って聞いてました。
『疑似科学批判者は科学教の信者』なんて言われることもあるわけですが、生理学的にも心理学的にも統計学的にも関連性が極めて薄いと考えられる『血液型と気質の関連性』についての主張もまた宗教の教義でしかありません。
科学と非科学で対立しているように見えて実は宗教と宗教の対立と考えれば話は簡単です。対立を避けるには『関係の浅い人同士で政治・宗教の話をしない』というごく一般的なマナーさえ気を付けていればいいわけです。例えば、イスラム教徒に『科学的には穢れていない豚』を無理強いした上に、「豚が穢れてるなんて非科学的」なんて言う人はいないですよね(多分…)。
ある宗教が、ほかの宗教の考え方を取り入れて教義を補強するという事例は見られますが、原理主義者から言えば、それは(どちらの宗教から見ても)異端と映るでしょう。科学的思考を『宗教』と断ずるなら、同じく『宗教』である血液型性格診断(とその論者)は、『科学教』の教義を援用して自らの教義を補強するのは避けるべきだと思います。それと『科学教』の教義を援用すればするほど『科学教』の教義から外れていき、また『科学教』の教義を否定すればするほど、他教とは相いれない『血液型性格診断教』の教義で塗り固められていく、いうのも認識すべきです。
結局のところ、どちらに行っても宗教観を問うことになってしまう上に、疑似科学批判は疑似科学のカウンター的に語られることが多い性質からいっても、『空気が読めない』と批判されて然るべきは血液型性格診断論者の方です。

っていう信仰を捨てたらモテ期は来ますかね。
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コメント
そんな世間に迎合しちゃ血が穢れます!とか?
投稿: メジロマ委 | 2009年3月 6日 (金) 22時29分
穢らわしいものを見る目もそれはそれでアリかな、と。
世間と折り合えない宗教はカルト的になりがちですが、
そういった面でいうと科学教は血液型教より折り合えて
いないのかもしれません。
その場で求められているのは正しさではなくノリだと
わかってはいるのですが、たまには懐疑論で盛り上がる
合コンがあってもいいのにとも思います。
一時期、疑似科学バリバリの女の子が出てくるラノベの
プロットを考えたことがあったのですが、どうみても
モルダーとスカリーの性別が逆になった『Xファイル』
です。ありがとうございました。
投稿: カワタカ | 2009年3月 6日 (金) 23時34分