気違いに刃物、ブン屋に言葉

この容疑者が秋葉原に人を切り付けに行ったかはまだ分からないはずなのに。

また秋葉原で…男が警察官に切りつけ軽傷負わせる − 産経新聞
　＞この際、リュックサックの中に刃渡り約７センチのツールナイフを所持。任意同行を受けてパトカーに乗せられようとしたところ、巡査長からナイフを奪い返して逃走を図った。すぐに巡査長に追いつかれ、もみ合いになり、右手人さし指付け根をナイフで切って軽傷を負わせたとみられる。

これが『また』とか『切り付け』の見出しになる記事ですかね？

ちなみに他紙はどうかというと。

秋葉原でナイフ持った男逮捕、逃走試み警官にけがさせる − 読売新聞
　＞男は巡査長からナイフを奪い返して逃げようとしたため、傷害と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。この際、巡査長はナイフをつかみ、親指と人さし指に軽傷を負った。

いくら警察官に武道の心得があるといっても、ナイフが振り回されている状態で刃を掴むようなクレイジー捕縛術は使わないでしょうから、一旦腕か手首を掴む→もみ合いになって刃を掴んでしまう→怪我となるのでは？

＜傷害＞秋葉原で職質の警官けが　ナイフ持った男ともみ合う − 毎日新聞
　＞巡査長は取り押さえた際に、右手親指と人さし指の間をナイフで切り軽傷。

毎日新聞もほぼ同じ内容。

警官切られ軽傷＝秋葉原の路上、職務質問で−傷害などで男を逮捕・警視庁 − 時事通信
　＞警察官が男に職務質問した際、ツールナイフ（刃渡り約7．5センチ）を持っていたため、取り上げようとしてもみ合いになり、手を切る軽傷を負った。

読売や毎日の記事を参照するなら、時事通信の『切られ』も微妙な表現だと思いますが、刃物で傷を負ったので間違いではないかと。

もうあれですよ、抜き身のナイフの刃のほうを持って警官ともみ合いになって『切り付けられた』とか言えばいいんじゃないかと。それか、木製ペーパーナイフに『残念はずれ』と書いとくか。