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2008年3月15日 (土)

エロゲのカテゴリーなのに

この前の記事のことでいろいろ調べてたら興味深いことが分かりました。わりと有名な話でもあるようです。

国際連合児童基金
 こっちは国連傘下の組織で、黒柳徹子が親善大使をやっている組織。

日本ユニセフ協会
 で、こっちは上のユニセフと協力協定を結び、日本からの民間拠出金を取りまとめている組織。苗字だけの募金依頼ダイレクトメールとか、都心に豪華ビル建てたりで評判悪いみたいです。ネット上では『偽ユニセフ』なんて呼称も。どうも、上記のユニセフとは別組織であるのを、わざと言わないみたいですね。

で、例の関連記事の見出し

<児童ポルノ>禁止法改正求めキャンペーン ユニセフ
アニメ・漫画・ゲームも「準児童ポルノ」として違法化訴えるキャンペーン MSとヤフーが賛同 - ITmedia News
ユニセフが子どもポルノ根絶に向け署名活動、特設サイト開設

ITmedia Newsはユニセフと日本ユニセフ協会の関係についてちゃんと書いてました。

他のメディアの見出しを調べてみました

児童ポルノ:禁止法改正求めキャンペーン ユニセフ - 毎日jp(毎日新聞)
ユニセフ 児童ポルノ規制活動(NHKニュース キャッシュ)
<児童ポルノ>禁止法改正求めキャンペーン ユニセフ | エキサイトニュース
livedoor ニュース - [児童ポルノ]禁止法改正求めキャンペーン ユニセフ
児童ポルノ規制強化を 日本ユニセフがキャンペーン(朝日新聞)

他にもあると思うけど見つかりませんでした。軒並み混同して書いてある。お前ら事実関係ぐらいはは正しく報道してくれと。

で、Wikipediaのリンクを見ても分かるように、国連傘下のユニセフのほうは『開発途上国・戦争や内戦で被害を受けている国の子供』に対する支援と『児童の権利に関する条約』の普及活動をしているそうです。決して、『絵で描かれた実在しない子ども』のための活動ではありません。(訂正:ユニセフ本体も2010年現在創作物等も含めた取り組みをしているとの情報あり)

さらに「児童の権利に関する条約」全文(外務省サイトより)

抜粋

第13条

1 児童は、表現の自由についての権利を有する。この権利には、口頭、手書き若しくは印刷、芸術の形態又は自ら選択する他の方法により、国境とのかかわりなく、あらゆる種類の情報及び考えを求め、受け及び伝える自由を含む

2 1の権利の行使については、一定の制限を課することができる。(※)ただし、その制限は、法律によって定められ、かつ、次の目的のために必要とされるものに限る。

(a) 他の者の権利又は信用の尊重
(b) 国の安全、公の秩序又は公衆の健康若しくは道徳の保護

第16条

1 いかなる児童も、その私生活、家族、住居若しくは通信に対して恣意的に若しくは不法に干渉され又は名誉及び信用を不法に攻撃されない

2 児童は、1の干渉又は攻撃に対する法律の保護を受ける権利を有する。

第17条

 締約国は、大衆媒体(マス・メディア)の果たす重要な機能を認め、児童が国の内外の多様な情報源からの情報及び資料、特に児童の社会面、精神面及び道徳面の福祉並びに心身の健康の促進を目的とした情報及び資料を利用することができることを確保する。このため、締約国は、

(a) 児童にとって社会面及び文化面において有益であり、かつ、第29条の精神に沿う情報及び資料を大衆媒体(マス・メディア)が普及させるよう奨励する。
(b) 国の内外の多様な情報源(文化的にも多様な情報源を含む。)からの情報及び資料の作成、交換及び普及における国際協力を奨励する。
(c) 児童用書籍の作成及び普及を奨励する。
(d) 少数集団に属し又は原住民である児童の言語上の必要性について大衆媒体(マス・メディア)が特に考慮するよう奨励する。
(e) 第13条及び次条の規定に留意して、児童の福祉に有害な情報及び資料から児童を保護するための適当な指針を発展させることを奨励する

条文を見ても『不適切な情報の存在を認めない』とは書いてないんですよ。子どもにもいろんな情報を得る手段や機会は確保しながら、有害情報を見なくてすむようにするだけでいいんです。表現の多様性を阻害する二次元規制は子どもの権利条約的にも間違ってます。

※馬鹿が短絡的に『やっぱり制限できる』と言い出さないとも限らないですね。制限できるのは13条1の権利であって、大人が13条2(a)(b)に触れることを制限するものではありません。

二次元エロ規制反対って言うと、『二次元エロ好き必死だな』と言われそうなので、子どもの権利の面から考えてどうなのか書いてみました。あと、検索に引っかかりやすいかもというのも考えて、使いたくないけど『子ども』を使いました。イライラします。

『二次元規制はそのうち言論規制につながる』というと『何を大げさな』と返す人には以下リンクを参照。ユニセフつながりで、本物のユニセフ大使、黒柳徹子さんのベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』にまつわるエピソード。

窓ぎわのトットちゃん-Wikipedia
 本作が出版界にもたらした影響
  (中略)一方で、1980年代に管理教育を標榜していた愛知県では、教職員やPTA関係者らが「タレントが執筆した本を学校図書館に置くとは言語道断だ」と、学校図書館から同書を締め出した。

人は気に入らないものを排除するのに躊躇しません。理由は何とでもつけられます。

あと、国会議員にもまともな人はいた。以前『まともな政党はないのですか』なんて書いてすいませんでした。反対理由は弁護士出身の人らしく法の運用面からのものですけども。社民党を支持しているわけではないのですが、敵の敵は味方ということでしょうか。

福島みずほのどきどき日記

保守系議員にもこういう理性的な考えの人がいてほしいんですけどね…カルトやオカルトにだまされやすい人が多いのでしょうか。数学や科学の素養が必要なのはむしろ子供より大人ですよ。

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