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2008年3月10日 (月)

血を血で洗う

派遣の事務員さんがやってきたのですが、この方が血液型、星座占い、細木先生の三連コンボ。たぶん、あるあるとか、みのとかも好きだと思います。

後輩社員もその話に乗っかって『僕、AB型で、仲のいい友達もAB型だったんですけど、何かの約束の日にちを間違えただけで疎遠になったことありますよ。やっぱAB型って二重人格的なところがありますよね』と言っておりましたが、それはAB型でなくても怒るし、謝り方次第で疎遠にもなると思うよ。明らかな過失を血液型に帰結してしまうのはいかがなものでしょうか。

彼らの言葉を借りるなら『私の周りでは当てはまる人が多い』らしいのですが、そっくりそのままお返しすれば『僕の周りの血液型性格診断派は例外なく非論理的で、人の意見に耳を貸さず、差別意識が旺盛な人ばかり』なのです。それには『私は違うので、例外はある』と主張するのでしょうね。もしくは『そんなにムキにならなくてもお遊びなんだし、人間関係を円滑にするからいいでしょ』とでも。そういう人には、「歴史的に真実かどうかなどはどうでもよい。内容的に真実であれば体裁などは論ずるに足らん」と言われた偽書でどれだけの人が不幸になったか知るべきです。それでも『科学的に真実かどうかなどはどうでもいい。人間関係を円滑にするならそれでかまわない』と言いますか。あと、言わせてもらうとレイシストと人間関係を円滑にしようとは思いませんので。

恒例かきつばた。


事象を捉える際プラス思考かマイナス思考かは重要だ。
実際、血液型と性格については、明白な因果関係がある
と言い切れないのだが、よりよい人間関係を築きたいと
願う気持ちは理解できる。他の方法で人を深く知るのは
望み薄だ。少ない時間と労力で相手のことが分かる良問
のひとつではないか。老若男女や門地、思想信条などの
区分にかかわらず、誰にでも当てはめることができる。
別に差別的な意図などはない。逆に短時間で相手の性格
が分かればその分より深い話も可能になる。星座占いも
付加すれば、血液型だけではカバーしきれない部分も、
かなりの精度で的中する。相手が血液型嫌いの可能性も
なくはないが、その場合は例外として黙殺しておく方が
いいだろう。こちらが友好的態度なのに反発するような
人と話すのは無駄だ。生涯に会える人数は限られている
のだから。対人関係より科学的厳密さを求めるならそれ
相応の扱いで充分だろう。そういう点では人を見極める
手段としても活用できる。短時間で合うか合わないかが
はっきりするため、考え方が違う人との無意味な対話で
疲労感に苛まれることもない。常に話の合う相手といら
れることは得難い幸せだ。血液型性格診断のない生活は
まず考えられなくなる。人間関係に困っている人は是非
すぐに取り入れてみてほしい。必ずうまくいくはずだ。
ねこ大好き

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