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2006年9月 2日 (土)

かわたかぎけん日誌

日本経済新聞 春秋(2006.09.02)

 首相の政治的思想と言葉の関連性について述べています。元になったのはこちらの書籍。

歴代首相の言語力を診断する 歴代首相の言語力を診断する
東 照二

研究社  2006-07
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 同著より拾い上げた小泉総理の特徴として

▼「謙虚さ、低姿勢を示す『ございます』をほとんど使わない」「単純明快な『~します』『~です』を頻繁に使う」「歴代首相中、一文中の文節数が最も少ない」「自分の名前を冠する内閣名、政策名を使ったのは小泉だけ」など、言われてみればなるほどそうか、と思う指摘が並んでいる。

 を挙げており、言外に『高圧的・ワンフレーズ・自意識過剰』を批判しているのが見て取れます。過去には言語明瞭意味不明瞭と言われた人もいるわけで、どちらなら日本経済新聞社さんは満足されるのでしょうか。

 さらには

▼安倍晋三官房長官が自民党総裁選に出馬を表明した会見を聞いて気づいたのは文末に「思います」が多いことだ。『歴代首相の言語力』の分析では安倍長官を引き立てた小泉首相と、安倍長官の祖父、岸信介は国会答弁になると共に「思います」を頻発した。言葉遣いと政治姿勢には何らかの相関があるような……。

 とのくだりもあり、言葉遣いと報道姿勢には相関関係があるのじゃないかという言葉をお返ししたい気持ちで一杯です。破綻を『破たん』と書いたり、愛の流刑地を連載していた経済紙がどの面下げてそんなこと言ってるんでしょうか。あと、間接的に日本国民はバカと言っていることに気付いてください。

 まあ、日本経済新聞を取っていない人は日本経済新聞社さんからしたらバカにみえるんでしょうよ。でも、にっけいならこっちのほうが格段に面白いですよ。今さらだけど。

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