小さな大投手よ永遠に
広島カープ初期に活躍し、『小さな大投手』と呼ばれた長谷川良平氏が29日に亡くなられました。
入団して3年目の52年には、3割を切ったチームを消滅させるというカープ狙いの再編案があり、長谷川氏の活躍により3割超え。もちろん他のチームメイトや、地元の支えなどもなければ、今のカープはないのですが、チームの勝ち数の半数以上をあげた長谷川氏に負うところは大きいわけです。
その後も、肩を故障しながらも息の長い活躍を続け197勝。これだけの選手なら、あと1年無理を言ってリリーフで勝ちを拾えそうな試合に出れば200勝を達成できそうなものですが、それをよしとしなかったのか、そのまま引退。200勝を目前にした引退も本人には悔いはなかったとか。
カープ以外の球団なら200勝どころか300勝はできたはずだと言われたほどの投手ですが、その197勝と負けても負けても投げぬいて付いた207敗にはそれ以上の価値があります。
カープに入ってくれて、本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。
| 固定リンク
「カワタカ技研日誌」カテゴリの記事
- さよなら2020(2020.12.31)
- さよなら2019(2019.12.31)
- さよなら2018(2018.12.31)
- 性欲と食欲と脅迫論法と1万いいねの話(2018.02.27)
- 日の丸の上に他の記章を配置する奴は、ほぼ例外なく馬鹿だという話(2018.02.09)
コメント