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2006年4月22日 (土)

たったひとつの冴えたやりかた

 先日も書いた上司は、『アフリカのある部族が雨乞いをすると必ず雨が降るが、それはなぜか』(降るまで続けるから)とか、『子供が15円持っています。9円のお菓子を買うとお釣りはいくら?』(1円。9円のものを買うときには10円しか出さないから)とかを部下に問うのが好きです。(反転すると答えが出ます)

 部下がそれに答えられなければ『柔軟な発想ができない』といって、あとは持論を展開していくというのが鬱陶しくてしょうがありません。答えたら答えたで『どこかで聞いたことがあるのか』とか言ってきますし。それをいうなら、出す問題も『どこかで聞いたことあるようなものばかり』なんですよ。その手の問題を自作するくらいの発想の柔軟性を見せていただきたいものです。

 飲み会の席で、案の定その手の問題を出してきました。『買うと女の子がついてくる家電は?』(除湿機。女子つきだから)えーと、それってミソッカスとかマルチとかですか。この手のなぞなぞ好きにはリプトンのCMでもやってた『象を冷蔵庫に入れる方法』(冷蔵庫の扉を開ける。象を入れる。扉を閉じる。これはエレファントジョークというナンセンスなジョーク)をぶつけたいですね。象と冷蔵庫の『ぞう』を関連付ける、なぞなぞ的発想はまったく通用しません。エレファントジョークという言葉を知っているかが鍵。既出の問題で人の発想力を試そうだなんて横着はよくありません。

ちなみにこの問題、続きがあって
・キリンを冷蔵庫に入れる方法は?
 (冷蔵庫の扉を開ける。象を出す。キリンを入れる。扉を閉める
・全ての動物が集まって会議をしたが、一種類だけ来なかった動物は?
 (キリン。冷蔵庫に入れられていたから
・人食いワニがいることで知られる川がある。渡る方法は?
 (泳いで渡る。ワニは会議に参加しているので川にはいない

 この手の問題を解くときに右脳だとか発想力だとか言われますが、類似の問題にどれだけ接しているかのほうが大きいような気がします。

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